国宝(上) 吉田修一 【読書のはなし】

読書のはなし 吉田修一 国宝 読書

吉田修一さんの最高傑作、と言われているのを読み終えてから知りました。
すみません。疎くて。

ところで、そこのあなた。伝統芸能、お好きですか?
詳しくなくて良いんです。
好きか?嫌いか?

もし少しでも「好き」でしたら、ぜひ読んでいただきたい1冊がこちら。

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国宝 上 青春篇 (朝日文庫) [ 吉田修一 ]
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ザックリ言うと、ヤクザの息子が歌舞伎の世界へ飛び込んで、人間国宝になるまでのお話。

勢いがあって、あっという間に読めます。
歌舞伎を知らなくても、「その話、知ってる!」とか「演目だけ知ってる!」とかありますでしょ?
それだけでも充分に楽しめます。
もちろん、歌舞伎のことも有名な演目のことも知っていた方が何百倍も楽しめるでしょうけども。
きっかけは小さくても大丈夫。
せっかくなので、この世界観を一人でも多くの人にたっぷり堪能していただきたい。
久しぶりにそう感じた1冊です。

ちなみに。

主人公の父親が仲代達矢さんで脳内再生されたのは、私だけでしょうか?
(青春の門の時のね。)

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